状況のなかのメディア
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Gemini Division Episode 1: NYPD vice cop ANNA DIAZ travels to Paris with the man she loves, NICK KORDA ? where he asks her to marry him Author: ElectricFarm Keywords: Added: May 20, 2009
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小沢一郎へのメディアテロ(5)
■ 目次
◆ 5 勝利のなかの小沢一郎
2009年8月30日に即日開票された第45回衆議院選挙の結果で、民主党が308議席をとって圧勝した。
これで政権交代が確定し、鳩山政権ができる。
これが民意である。4年前の衆議院選挙で「小泉劇場」を演出し、自民党に圧勝をもたらし、その後の悪政で国民を苦しめたインチキの小泉「改革」に明確なNOの結論が出された。
さらに、数ヶ月前に、政権交代を恐れた権力と東京地検によって仕組まれた民主党前代表小沢一郎への国策捜査と、メディアリンチ・メディアテロにも、明確な国民のNOの結論が出された。
小沢一郎が成し遂げた政治改革の意味は限りなく深い。
2大政党時代は政治の質そのものを変え、したがって国民の生活そのものをこれから変えてゆく。無血革命といわれるゆえんである。歴史は、小沢の日本国民への政治家としての貢献、政治実績、スケールの大きい真の政治改革を高く評価するであろう。いまこそわたしたちは、メディアのバッシングが強かったのは、とりもなおさず小沢が成し遂げつつあった政治改革の巨大さを証明していたことを知るのである。
政権交代を国民から突きつけられてしまえば、自民党という政党は、公明党とメディアに支えられた、金持ちのための階級政党だったことがわかる。
最後までこの政党には国民の生活の苦しみがわからなかったのである。あるいは無視したのである。
いい加減なメディアが、このままでは2大政党にならないから、自民党には再生して欲しい、と口をそろえ始めた。それはかれらが勝ち組だからだ。自民党が再び政権をとり、せっかく民主党によって立ち直った国政を食いつぶす不毛な繰り返しなど、あってはならないのである。2大政党時代は、自民党の再生ではなく、政界再編でなしとげられねばならない。
自民党を自滅に追い込んだのは、この間、総理を出してきた自民党の森派、「清和政策研究会(清和会)」である。その清和会の小泉が自民党壊滅の幕を開き、同じく清和会の安倍、福田が、小泉「改革」で痛めつけられた国民による、ねじれ国会の誕生にいたたまれずに総理職を投げ出し、清和会の支持で総理になった麻生で自壊した。表にはあまり出てこないが、森元首相の罪は非常に重い。
麻生についてはひとつのエピソードがある。
すでに政界を引退した元自民党幹事長の野中広務が現役のころである。野中に次の総理候補という声が挙がった。麻生は派閥の集まりで「野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなあ」と発言した。野中は、その発言に怒り、自民党の総務会で麻生太郎に対して「君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」と面罵した。麻生は黙っていたという。
これは永田町では周知の事実である。こんな男を総理に担ぐところに、すでに今回の大敗は芽生えていたといってよいだろう。
今回の衆議院選挙において、権力とメディアの策謀は、まず不自然な民主党圧勝予測報道から始まった。
投票前の圧勝予測は、その揺り戻しを招くから(自民党・公明党陣営の引き締めと、民主党陣営の緩み、さらに、自民党が大敗しては2大政党にならないから、自民党に入れてバランスをとろう、といった傾向を生む)大勝の予測は、民主党にとっては選挙妨害に等しかった。
しかも、コメンテーターや司会者のなかには、1票の重みとか、1票には責任が伴うとか、巧妙に民主党への投票に重しをかける者までいた。
投票時間の短縮には露骨な投票率引き下げの意図があったといえよう。往生際が悪いといおうか、滅びるときにも麻生の差別者としての品性が露骨に現れたようだった。
さらに、目だったのは、4年前の郵政選挙とはさまかわった、極端に少ない選挙関連の報道時間だった。
その穴埋めをするように、タレントの酒井法子(「覚せい剤取締法違反(所持)罪」容疑)の報道が、うんざりするほど流された。新しい事実は何もないのに、繰り返される報道とバッシングは、犯した罪に比べて社会的制裁があまりにもきつすぎるのではないかと同情されるほどだった。彼女の子供は、これから何年にもわたって、もはやどこの学校に行ってもいじめに耐えていかねばならない。
もし、メディアが4年前の小泉劇場と同等の選挙報道をしていたなら、4年前の郵政選挙の意味合いが掘り下げられ、さらに民主党が議席を上乗せしていたことは間違いない。少なくとも国民新党綿貫民輔代表、亀井久興幹事長の落選はなかったと思われる。ほんとうに優れた人材を落としてしまった。
メディアは、すっかり忘れたような顔で、今回の国政の一大転換を論じ、小沢チルドレン・小沢ガールズと揶揄しているが、民意との認識のズレは相変わらずだ。
ところで当選した民主党政治家の発言を聞いていると、ドブ板選挙を戦って得た貴重な現実把握、その認識の深さは、田原総一朗や、みのもんた(御法川 法男 みのりかわ のりお)などより、はるかに真面目であり、純粋である。
この脂ぎった、無節操、無思想の御用評論家(田原総一朗)、御用商人(みのもんた)にわかっていないのは、自分たちが勝ち組であり、ほんとうは国民の生活の苦しさなどまるでわかっていずに、テレビに登場して好き勝手な民主党批判・小沢批判を繰り返していたことのように思われる。かれらにはその姿を冷ややかに見ている国民の視線がわかっていないのである。日本のメディアの民意とのズレは、このふたりにおいて象徴的にあらわれる。
みのもんた(御法川 法男 みのりかわ のりお)というのは、放送法の存在を知らないのではないか。『みのもんたの朝ズバッ!』は露骨に放送法に違反した番組である。
「放送法」第3条の2は、「放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない」とし、次の4点を定めている。
「1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実をまげないですること。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」
とりわけ「政治的に公平であること」については、プロデューサーや番組のスタッフは、そのことをみのもんたに注意しないのだろうか。
『ウィキペディア(Wikipedia)』で「みのもんた」を検索すると、かれは「株式会社ニッコク代表取締役社長」である。さらに「談合事件の常習」とあり、「自身の番組で頻繁に政・官・業の不適切な関係を厳しく追求しているが、みの自身も、同様の関係を保持している」とある。
みのが社長を務める「株式会社ニッコク」は、「談合(独占禁止法違反)で、何度も刑事告発をされていて、2003年に、追徴金7500万円、和解金3900万円を支払い、翌2004年には、再び他のメーカーとの談合で刑事告発された。さらに別口の談合で家宅捜査を受け、2005年2月には、追徴金400万円を支払っている」とある。
これではならず者ではないか。こんなならず者に社会問題や政治問題を司会させていいものだろうか。
もう少し『ウィキペディア(Wikipedia)』を読んでみよう。
「2004年7月15日、ニッコクと愛知時計電機は他17社とともに2003年7月から2004年7月までの間に行われた東京都水道局発注の水道メータ買い入れに係る競争入札に、いわゆる談合を行っていたとして公正取引委員会から排除勧告を受けた。また、各社に対し審決に応じて東京都は損害賠償請求をしている」
「談合事件に関して社長としての責任を問われて、「名ばかり」のお飾り社長で実務はわからないと釈明しているが、上記来歴の通り実務には精通しており、自身の番組などでは「名ばかり」のお飾り社長を痛烈に批判したこともある」
「(みのもんたの)交友関係は幅広く、芸能界やスポーツ界はもちろん、政財界などにも私生活で交流のある人物が多いのが特徴である。特に政界では遠縁に自民党所属の議員がいる事などから自民党関係者が多い」
「衆議院議員(自由民主党)の御法川信英は遠縁」とあり、石原慎太郎東京都知事や安倍晋三衆議院議員、二階俊博、渡辺喜美らとの個人的な親密関係が述べられている。
これで毒々しい民主党攻撃、まるで恨みでもあるのかといった小沢一郎攻撃には納得がゆく。きわめて党派的に振る舞っているわけだ。こういう存在に公器を使って政治問題や社会問題を喋らせても、視聴率をとれたらやらせるところに、現在の日本のメディアの深い退廃が覗いている。
日本のメディアは、海外からも、「記者クラブ」の存在や、あらかじめメディアで選択し編集した庶民のインタビューなどを、世論操作に使う手法などが強く批判されているが、こういうことにたいして自浄力を発揮しないと、早晩、いずれ来た道を繰り返すことになるのではないか。
遠縁の御法川信英が今回の選挙で落選していることから、毒々しい民主党批判、小沢批判はやみそうもない。どうしても視聴率が欲しいというのなら、TBSは、みのもんたを降ろして、関西のやしきたかじんに振り替えたらどうだろう。
たかじんは、島田神助の話芸と関口宏の用心深さを兼ね備えているエンターティナーである。たかじんがみのもんたと違うのは、朝っぱらから寝ぼけ眼で舟をこがないのはもちろんだが、庶民に向けられた眼差しの優しさであろう。
関西の庶民がたかじんを愛するのは、一見無頼派を装いながら、じつは庶民にやさしいたかじんの本質がわかっているからである。何よりも視聴者が助かるのは、朝っぱらから毒々しい油料理をむりやり食させられる不愉快さから解放されることだ。番組の好感度は上がり、視聴率があがることは間違いないところである。たかじんも大阪弁のままでやったらよい。
さて、メディアに登場していた御用評論家・御用商人たちは、今後は自民党への御用人というより、そのアメリカのエージェントだったという正体を、みずから露出せざるをえない。わたしたちは、よく見ておかなくてはならない。
御用メディアに登場する司会者やコメンテーターが、歯の浮くような調子で、マニフェストなど気にする必要はない、あんなものは達成できないことがあっても気にすることはない、といった調子で当選した民主党議員にヨイショしている姿をテレビで見るようになった。
とんでもないことである。しょせん、メディアの人間は経済的な勝ち組なのだ。だからこんなのんきなことをいっておられる。民主党に投票した票の多くは今日の生活に困った人びとである。民主党は着実に、そして真剣に、子育て支援策や高速道路有料化などの国民との約束を果たしていかなくてはならない。
すぐに参議院選挙がある。もしマニフェストがうそであることがわかったら、早速手ひどいしっぺ返しを食らうことになろう。それが2大政党の良さなのだ。民主党に大勝をもたらした多くの国民は、別に民主党員ではない。自分の暮らしをよくしてくれる政党ならどこでもよいのだ。そこのところをけっして忘れないことだ。
君子は豹変してもかまわない、政策の継続が必要と語ったメディアは、もし次の参議院選挙で民主党が負ければ、マニフェストを実行しなかったことへの国民の怒りとして総括するだろう。日本のメディアは、しょせん、そういう無責任な存在である。けっして乗せられてはいけない。
ところで敗北した自民党の、末期症状が続いている。惨敗後の首班指名までに2週間もあるのに、それまでに新たな党の総裁を決めずに、とりあえず麻生太郎(あるいは白紙投票)で臨むというのだ。
麻生太郎は、今回の衆議院で国民から不信任された内閣の首相である。それを代えずに、同じ名前を首班指名で書くのは、国民の審判への挑戦になる。この姿勢では次の参議院選挙は戦えないだろう。
どうせ負けるに決まった首班指名だから、と語る自民党議員がいたのにはあきれてしまった。あまりにも長い政権与党暮らし、独裁暮らしに慣れてしまって、少数野党としての国会の歩き方がわかっていないのだ。これなら、どうせ反対しても多数決で負けるのだから、何をいっても仕方がない、この4年間は適当に昼寝して過ごそう、ということになろう。
それよりいっそ辞任してほしい。そういった政治家に4年間も税金を無駄に使ってほしくないからだ。
その後、世論の反発を気にしてか、8日に両院議員総会を開き、16日の首相指名選挙では、若林正俊(参院議員)に投票することを決めた。若林はその場を沈静化するためだけの、何の意味もない、1日かぎりの候補である。まったく展望のない死票である。自民党の議員はほんとうにこれでよかったと思っているのだろうか。麻生の脳死が党全体に感染したとしか思えない。
振り返れば、自民党の存立基盤は、他党派(公明党)と御用メディアに助けられて延命するという、政権党にあるまじき末路をたどった。
その政治の特質は次の3点だった。
1、アメリカに奉仕する政治
2、官僚に奉仕する政治
3、大企業に奉仕する政治
多数の世襲議員によって実施されたこれらの政治にも幕が下ろされた。
これから民主党を中心とする野党の目指すのは次の政治になる。
1、アメリカとは対等の自主外交の政治
2、国民の税金を国民のために使う政治
3、官僚を使う政治主導の政治
しかし、これから小沢一郎を待ち受けている道はけっして平坦ではない。たとえていえばこうである。
親父が家出をして、その家業を引き継いだが、家は実質的に破産状態、金庫は空っぽ、せめて今晩食べるものはないかと冷蔵庫を開けたら、そこも空っぽ。呆然と座り込むと、畳はボロボロ、ガラスや障子は破れ、すきま風が入るばかりか、雨漏りまでする。
古びたタンスを開けたところ、莫大な借金の証文が出てきた。ノートが出てきて、それを読むと、子供にはお小遣いひとつくれなかったくせに、親父が愛人をつくって高価な貢ぎ物をしていたことがわかる。翌日には早速その愛人が訪れてきた。この家に味を占めていた愛人は、父親がいなくなったのなら、あろうことか今度は息子に貢ぎ物を要求する。つまりこの家に永久にたかろうと決意しているのだ……
アメリカとの対等の自主外交の政治についてであるが、オバマに代わった現在は、実は日本にとってチャンスである。理由は以下の5点である。
1 オバマには明確な世界戦略・アジア戦略がない。オバマは、ただ自分の美しい言葉に酔っているだけの、場当たりに実利をむさぼる政治家である。アメリカ本国での支持率の急降下は正体が見破られてきたことの証左である。
2 オバマは外国についての関心が薄く、内向きの政治家である。したがって日本についての関心も薄い。これから六カ国協議は空文化していき、拉致問題は切り捨てられる。
3 内向きのオバマは、これまで歴代の大統領のやってきた施策を反古にして、アメリカ本国の防衛ラインを韓国・日本からハワイ・グアム・アラスカにまで下げようとしている。(「パシフィック・ビジョン」)
4 オバマのアフガニスタン介入は第2のベトナム戦争に発展し、必ず失敗する。オバマは、外国の侵略をことごとく撃退したアフガニスタンの歴史を知らず、また対ゲリラ戦争の怖さも知らない。フランスにできなかったことがアメリカにできなかったように(ベトナム戦争)、ロシア(旧ソ連)にできなかったことはアメリカにもできない(アフガニスタン戦争)。もっとも致命的なのは、<世界戦略のなさ>、<防衛ラインの後退>、<内向きの政治姿勢>、といったオバマにとって、アフガニスタン戦争は必然性がないことだ。
5 アフガニスタン戦争の敗北と撤退によって、アメリカは中東から追い出される。石油依存の資源外交からの脱却と相まって、アメリカの内向き指向は決定的になる。
つまり、アメリカの一極集中は、アメリカ自身によって終止符が打たれてゆくので、我が国の戦略的なアジア重視外交への転換、アメリカとの対等の自主外交の展開は正しい選択である。
ただ、オバマとヒラリーが実利にこだわるので、容易には日本を対等の地位におかないと思われる。ここは時間をかけてゆっくり攻め上ったほうがいい。
最後に、鳩山由紀夫への要望を書いておく。
それは最高権力者の側近についてである。
鳩山にとってもっともいい側近は次の言動をする側近である。
「もっとも大切なのは常に小沢一郎と相談しながらことを進めることです。小沢は必ずあなたを支えてくれる。わたしがおふたりの潤滑油になります」
逆に、もっとも筋の悪い、獅子身中の虫の姿を描写しておく。
その側近は、鳩山が首相になったことから、現在も、はしゃぎ回っているが、これからもずっとそうである。その獅子身中の虫は、古いタイプの政治家で、鳩山と自分とですべてを仕切り、決めるべきだと思いこんでいる。それをたしなめた小沢一郎に怒り、鳩山派のみならず他党派にまで、そして民間のマスコミ関係者(政治評論家・コメンテーター)にまで電話して小沢の悪口を触れ回る。二重権力だというのだ。マスコミを使って小沢を黙らせようというわけだ。
この側近を、鳩山は遠ざけなければならない。けっしてこの手法を野放しにしてはならない。鳩山がこの側近を信じたら、早晩、鳩山は麻生と同じように裸の王様になり、政権は短命に終わる。
小沢一郎を信じることだ。小沢は必ず助けてくれる。支えてくれる。小沢との離反を画する側近を遠ざけたとき、鳩山に長期政権の運が舞い込んでくる。賢明な鳩山はわかっているとは思うのだが。
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